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  連載コラム 2008.秋 最新号

札幌電気工事業協同組合 理事長 尾池 一仁
北海道電気工事業工業組合「取引先持株会」への加入のお願い
 私(わたくし)も、札電協の理事長として4期8年目、そして北海道電気工事業工業組合の理事長として1期2年目を迎えています。この間、紫煙をお読み頂いております皆様のご支援を賜り、組合員の目線での組合運営に努めて参りました。おかげ様で充分なる成果を頂いている所であります。

 北海道工組の理事長職を拝命すると同時に、地域間格差是正ならびに北海道電力鰍ニの連携強化を基本方針として提案させて頂いた所であります。
北海道電力鰍ニの関係強化の具体的対応としては、近年、外資系ファンドによる日本企業への投機的な株式の買い占め工作が相次ぎ、対象となった企業は防衛策に苦慮しているのが実状であります。国策的にも最も重要な電力系企業へのファンド投機も危惧される状況であります。
 これらの事を踏まえ、今年4月に北海道工組大で北海道電力鰍フ株式を限定とした「取引先持株会」を設立して運用をスタートした所であります。
 札電協においても、去る5月の総代会にて札電協としての組織会員承認と買付け限度額を設定して頂いた所であります。あわせて組合員の皆様にも、個々組合員会員としての加入をお願いした所であります。
 7月末現在の全道の加入状況は1,770社中137社の加入を頂き、加入率は7.7%となっています。一方札電協では569社中25社の加入で、加入率は4.3%と低迷を続けている状況であります。

 先にご案内の通り、この持株会制度は、投機的な目的ではなく、あくまでも北海道工組の11単協ならびに加入組合員の皆様と共に持株会を組織して、北海道電力鰍フ安定的で友好的な株主として、組織的な連携強化を目的とするものであります。またこの事が、北海道における電力の安定供給と、電力保安体制の安定に寄与するものであります。
 今一度札電協の組合員の皆様に、この持株会の加入率が札幌を除く10単協の平均が9.3%に対し、札電協の加入率が4.3%と低迷している実状と全道の組合運営状況をあえてご案内申し上げ、ご協力をお願い致します。

 札電協の年間の組合活動費(賦課金)は月3,000円、年間36,000円であります。この賦課金は、全道11単協中一番低い金額であります。他の単協は概ね月6,000円、年間72,000円の賦課金で運営されています。このことは札幌が道内経済の中心あるいは、全道組合員数の1/3が札電協組合員であるスケールメリットなどの要因により全道一豊かな組合であることの証でもあります。
 組合経営は、皆様のご協力を頂き、順調な成果を上げさせて頂いている所であります。しかしながら近年の北海道経済の低迷は札電協組合員の皆様の経営を一層厳しいものとし、経営資金も余裕などない事も理解しつつ今一度「持株会」の加入のお願いをする所であります。
尚、加入手続きに関しては、支部長各位または組合事務局にお問い合わせ頂ければ、対応させて頂きます。また最低加入金は1ケ月当たり1,000円からとなっています。
 金額の問題ではなく、いかに多くの組合員の皆様に加入頂くかが、「持株会」としての使命であります。平成21年4月までに、全道平均で10%を達成したく、ご協力をお願い申し上げます。


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